星のお姫さま 27
次の日、サユリが目をさますと時計は午前10時をまわってい
た。
今日は美由紀と会う約束をしている。
今日だけじゃなく、休みの日は基本的に美由紀に会うように
している。
しかし、サユリにはマキの事が気がかりで仕方なかった。
目をさまして携帯を見ても、マキからメールも着信もなかった
。
サユリはマキの事を考えながら、出かける準備を始めた。
花梨やももはまだ寝ているようで、起こさないように気を遣い
静かに支度をしている。
サユリは準備が済み、部屋を出てから携帯で美由紀に電話
をかけた。
携帯電話の液晶に“呼び出し中”の文字が出ている。
しばらくすると美由紀が電話に出た。 「もしもし、ママ?」
サユリは少しホッとして
「もしもし、美由紀?おはよう。これから迎えに行くけどいい?
」
「うん。待ってるね、ママ!早く来てね」
時間にして数十秒の会話でサユリはうれしくなった。
それと同時に“今の生活を早く終わらせないと”と思うのであっ
た。
しかし、どうしてもマキの事が頭から離れない。
美由紀に会いたいけど、マキの事も探したい。
複雑な気持ちでサユリは美由紀に会いに行った。
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