星のお姫さま⑬
二人はタクシーを拾って新宿へ向かった。
サユリはタクシーの中から、ももへメールを送った。するともも
からすぐさま電話がかかってきた。ももはすでに花梨の店に居
るらしい。
「すぐ着くから。うん、じゃあね!」 サユリは電話を切った。
「サユリさん。私行って大丈夫?お友達と約束なんじゃないの
?」 マキが心配そうに聞いた。
「大丈夫よ。約束じゃないし、私の友達をマキちゃんに紹介した
いし、新年会もやってないじゃん」
「そっか!なんだかんだ言ってやってなかったね」
「そうそう!二人じゃないけど、新年会やろうよ」
しばらくしてタクシーは新宿に着いた。
花梨の働く店は新宿2丁目にある。オカマバーの激戦区だ。
二人はタクシーを降りた。
「ここ。ここ」 サユリは指を差した。
“BEARD PRINCESS” ビアド プリンセス。
あご髭の王女と言う意味の店だ。入り口は地下に降りる階段に
なっている。
サユリとマキは階段を降りていった。
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